弁財天【開運スピリチュアル・七福神占い日本橋巡り】

「弁財天」の開運力や御利益について

七福神の中で唯一の女神、それが弁財天です。
弁財天に祈祷を捧げることによって得られるご利益は３種類あります。

弁財天の一つ目のご利益は「金運上昇」です。
弁財天の名前に注目してみると「財」という字が入っているように財福・金運の上昇のご利益を持っているのです。

この神様に関する古い言い伝えがあります。
ある日、弁財天は様々な魚達を招き、歌唱会を開きました。この魚の中で最も弁財天の琵琶にあわせて歌唱をした魚に素晴らしい褒美を与えるというものでした。そして会には綺麗な身姿の鮒、鮎、そして鯉達や醜い姿の鯰が参加をしました。
しかし鮒、鮎、鯉達はなまけて歌を歌いませんでした。一方で鯰は一生懸命歌いました。そんな鯰の姿に弁財天は心打たれ、大量の財宝を鯰に与えました。

この言い伝えから、弁財天は努力を惜しまない人に対して金運の上昇のご利益を授けてくれると言われるようになりました。

二つ目のご利益は「勝負運上昇」です。
実はこの弁財天、仏教上では守護神として奉られています。
そのため勝負ごとの際には敵から自分を守ってくれる守護神として非常に名高いのです。

一説によれば豊臣秀吉が百姓時代から信仰していたのもこの弁財天だと言われています。このように天下を取るだけのご利益を与えてくれるのが弁財天です。

三つ目のご利益は「学術・芸術運工場」です。
弁財天といえば琵琶を爪弾く姿でおなじみです。琵琶といえば昔は芸術の象徴でもありました。そのため多くの芸術家・音楽家達から祈祷を捧げられて来たのが弁財天です。
このように多くの人々の希望や願いが捧げられた神様は、その希望の数だけ開運力を持つと言われています。
弁財天と言えば多くの人々に愛され続ける七福神の神様。かなりのご利益が期待できるはずです。

また弁財天の「弁」という字は、「弁が立つ」という言葉があるように「聡明に自分の考えを述べることができる」という意味合いがあります。弁財天に祈りを捧げることによって普段は自分の考えを述べることが苦手な方であっても、明瞭で理路整然と思いを相手に伝える力を得ることができるのです。

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「弁財天」と関係深い日本橋「水天宮」について

九州福岡県の久留米市にある水天宮から分霊されたお宮が日本橋の水天宮です。こちらにはかの有名な運慶が彫ったと言われている弁財天が祀られています。
この水天宮、上記の弁財天のご利益ももちろん授かることができますが、そもそもは安産祈祷のご利益が授かれることで有名なお宮です。そのため安産祈願や子宝祈願の参拝客が多く参詣しています。

このように安産祈願をする参拝客で賑わった由来は、江戸時代にまで遡ります。
江戸時代、難産に悩む女性が水天宮の名高い「鈴の諸」をお下がりとして授かりました。その「鈴の諸」を大切にしながら安産祈願を続けると、これまでの難産が嘘のように痛みなく安産を迎えることができたそうです。

この出来事以来、日本橋の水天宮は弁財天のご利益だけではなく安産のご利益を授かることができることでも有名になりました。

ちなみに弁財天が鎮座している社殿は普段、扉が閉じられています。巳の日と毎月５日だけはこの扉が開き、弁財天に直接の拝観をすることができますので是非、それらの日に参詣をしてみてください。

もちろん弁財天の姿が直接見えなくても御効能を授かることはできますが、やはり御神像を目にしながらの参詣の方が効果的です。

是非、日本橋にお立ち寄りの際は水天宮に訪れてみてください。

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