カウンセリングの効果や種類はどんなものがあるの？

　カウンセリングと聞くと、どの様なイメージを持ちますか？友人や家族に相談できないことは誰にでもありますよね。第３者である専門家のカウンセラーに相談をすることで、解決されることもあります。また、カウンセリングの手法はさまざまで、心理テストをする中心とするものや、色で潜在意識を導き出すもの、会話の中から解決へと導く方法もあるようです。そこで、カウンセリングについてまとめたので参考にしてください。

カウンセリングって何？

　そもそもカウンセリングとは、大きな悩みを持っている人が相談するものだというイメージを持っていませんか？カウンセリングは、まだまだ日本では身近なものではありません。その為、人に相談することに抵抗を感じる人も多いのです。とは言え、私たちは誰もが、悩みや不安、心配していることなどがありますよね。私たちの社会で、人間関係で悩まない人はいません。環境や状況に対する悩みも人それぞれ持っています。つまり、カウンセリングというのは、誰もが抱える問題や悩みに対して、気軽に相談できるものであり、身近なものであるということなのです。

カウンセリングに期待できること

自分の悩みを整理することで、行動やこころに変化がみられると言われています。人によって解決される時間や、効果もさまざまです。「こころのあり方」にマニュアルはありませんからね。10人いれば、10通りの解決方法があるということ。自身の潜在意識に気づくこと。他者の評価を気にせず、自身の持っている答えを導きだす為に、フォローしてくれるのが、カウンセリングでもあります。カウンセリングによって、これまでの思考のパターンや行動に対する変化が、ポジティブなものへ変化するということなのです。

カウンセリングの種類

こころの社会を言われる現代では、カウンセリングの種類もさまざまです。自分にあった療法に出会うことで、無理なく進めていくことができます。まずは、カウンセリングの種類を知って興味があったものを探す方法をおすすめします。

■認知行動療法

同じ言葉を聞いても、受け取り方は人によって異なります。自身の思考に気づき主観的に物事を捉える為の療法です。

■カラーセラピー

気になる色を選ぶことによって、自身の潜在意識に気づく療法です。

■交流分析

行動パターン、不快だと思うコミュニケーションのパターン、失敗するパターンなどに着目し、改善していく療法です。

■催眠療法（ヒプノセラピー）

催眠という技術を用いて、心理的な問題にアプローチしていく療法です。

■家族療法

同じ言葉を聞いても、受け取り方は人によって異なります。自身の思考に気づき主観的に物事を捉える為の療法です。

■来談者中心療法

自己成長力を伸ばしていく療法になり、自身で解決をしていく力をつけさせていく療法になります。

■グループカウンセリング

１対１ではなく、同じ問題を抱えているグループ構成となり、自身の問題を客観的に捉えて対応していく療法になります。

■ＥＭＤＲ

トラウマになっていることを徐々に、解決の処理へと導く療法になります。

■箱庭療法

箱の中に、マスコットや動物のフィギュアなどのアイテムを使い、自分の理想としている庭を形成させ潜在意識を知る療法になります。

■不妊カウンセリング

妊娠を期待している中での、落胆やストレスを和らげる療法になります。

■スクールカウンセラー

学校に定期的に派遣されているカウンセラーで、児童や保護者だけでなく、教員の抱える問題にも対応しています。保護者と児童と教員の関係性の中で緩和させていくものでもあります。

カウンセリングの気になる料金について

スクールカウンセラーなどは、教育委員会などが設置していることもあり学校に通う生徒がいれば無料で相談もできますが、一般的な民間が行うサービスには、保険の適用がされていないカウンセリングが主になります。なので、相談の金額についても基準などの設定がないので、高額なところは１回で10万円になることもあります。また、グループカウンセリングなどは、安くなる傾向もあるようです。精神科医などが行う治療に関しては、保険適用になりますが、大量の薬の処方をされることから、抵抗を感じている人も多く、代替医療などの薬のない療法を望む人が多い傾向にあります。また、会社などに設置されているメンタルケアなどもあり、仕事上のストレスや問題に関する相談をできる電話のホットラインなども存在しており、企業の負担になっているので価格がかからないものもあります。昨年は国会で公認心理士という国家試験が制定されましたが、認定や資格を持っていたら良いカウンセラーかと言うと案外そうでもない世界ですから、やはり一度会ってみて自分自身とマッチするか確認されるのが一番でしょう。