団体・協会系主催のスピリチュアル講座やマスター養成講座の個人的体験談と評判と感想・被害者の声
スピリチュアル系協会や団体が運営している養成講座や認定資格に限って、規約やルールを変更されて、すぐに資格を格下げされたり、無効にされたり、お金がらみで大きな問題になったりと残念なものがほとんどです。冒頭の写真は実際のスピリチュアル系協会の勧誘被害に遭われた方の契約書です。最近ではスピリチュアル無料体験会などに行ったところ超高額の契約を無理強いされた、お金を振り込んでしまったなどと相談されることが増えております。こういった被害に遭う前に気づいていただけたらと思い、これまで受けた相談で集まった体験談と感想・クチコミなど、団体の危険性などをお伝え致します。
【被害報告あり】無料体験会の超高額の契約にサイン・不必要な人にも押し売り
冒頭の写真は実際の被害者の方からの相談の中ででてきた実際の契約書や説明書です。メルマガ配信やウェブサイトやLINEなどのやらせ記事を信じて「無料体験会」「無料プログラム」に参加した結果、その場で数十万円もの契約(中には50万円を超える霊感商法を疑われるものも)をさせられたのです。
無料相談会や体験会が危険なのは、無料であるが為に気楽に参加すると相手から無料提供される実体を伴わない「夢のような説明」に惑わされて、「契約しないと申し訳ないのではないか」「この人達は無料で提供してくれるから良い人ではないか」という錯覚に陥ってしまう点です。実際は相手方は無料で提供しているのではなく、その説明代金やプレゼンイベント費用は全て本契約やマスター講座・カウンセリング学校・その他アカデミー入会費の中に折り込まれているだけなのです。こういった契約をしてしまった場合は一刻も早い行動が求められます。万一契約書に返金しないなど一方的な規約があったとしてもあきらめる必要はありません。まずは消費者庁などで相談にのってもらいましょう。
【消費者庁相談窓口】https://www.caa.go.jp/policies/application/inquiry/
今回相談を受けた方もその場を離れて冷静になってみると「説明している人達の目が死んでいた」「全然幸せそうではなかった」「スタッフの中にはすごい申し訳なさそうに金額の説明をしている人もいた」などとおっしゃっておりました。ですがその場の雰囲気に飲み込まれてしまうと冷静な判断力は奪われてしまうのです。こういった団体は「本来は不必要な人」にもどんどん押し売りするので被害が拡大しています。結果として多くの「元々必要でなかった人達」は講座の途中で脱落していき大金をドブに捨てることになるのです。
【協会体験談】養成講座だけで独立・プロになれるは実質的に偽り【占い師・スピリチュアルカウンセラー】
「秘密の知恵が手に入る、プロの占い師やカウンセラー・マスターになれる、独立できる」という言葉が高額の伝授セミナーやマスター講座、カウンセラー養成講座の殺し文句になっておりますが、実際に独立しているのは、最初から実績や霊力があった人だけ。その人がたまたまその講座に来ただけです。ちょっとスピリチュアルが好きな人、癒やしフェアに出たことがある人などが実際講座の内容だけでいきなり独立できたかと言えばそんな人は一人もいませんでしたし、これからも現れないでしょう。
私も今はスピリチュアル的な伝授や養成講座を行っておりますが、そのような誤魔化しの甘言は使ったことがありません。講座で学んだ後、エネルギーなどを使えるようになった後のご自身の決意であったり行動がなければ独立することはもちろんプロとしての成功、生計を立てることも叶いません。
スピリチュアル系の団体はまるで完全にその講座で全ての力がついた、プロになった人が多いと宣伝します。例えば私の実績の元になった土台は若年時代からの宗教経験や修養経験からくるものでした。団体が提供するスピリチュアルマスター養成講座などは秘密の知恵などと大げさに宣伝されていますが、中身としては既にネット上や数千円レベルの書籍に溢れているスピリチュアル系やコーチング系、心理学系などの標準的な内容です。はたしてそのような講座に数十万円をかけるべきかどうかは、よくよく考えてみるべきです。体験会などであなたに講座を薦めてくる人達は契約が取れると「成功マージン」を受け取れるのです。つまり最初から良いことしか言わないわけです。
【団体体験談・感想】プロ=自立でなく運営店舗で働ける「可能性」だけ【占い館・サロン】
受講後団体が運営している占いサロンなどで働かせてもらう人もいますが、このことを「プロになれる」と称しているだけの場合が大変に多いです。だいたいその為に追加の講座費用を支払ったり、認定資格を追加購入したりと出費が止まることがありません。ところが与えられる職場は法的に何ら保険も無いまま「請負委託」といった形が取られているサロンが大半です。
実際には特別に気に入られた人だけが週1,2回程度副業的に参加できれば良い方で、講座の生徒が全員分席を用意してもらえるはずもありません。「継続的にフォローする」などの約束も途中から「定期的なフォローはやめる。別の形ができてからあらためて伝える」などと一方的に通達されたことがあり、実質的に約束も最初だけなのです。要は支払いが終わればその後、何ら親身に対応などしてくれません。万一お気に入りメンバーに選ばれて当該店舗で働いたとしても売り上げの大半はマージンとして徴収されてしまうのです。
【要注意】改名を繰り返す詐欺団体
被害に遭われる人が減らない一因として、これはスピリチュアル系の詐欺に関わらず様々な訪問販売やインターネット上の集客サービスでも多くある手口なのですが、被害者が増えてきて評判が悪くなってくると会社名やサービス名をいきなり「改名」してしまいます。改名してしまえばインターネット上で検索されても口コミや評判を知られることがなくなり、検討中の人も判断材料が無くなってしまうからです。例えば「○○会」「○○教団」が「○○アカデミー」「○○ソサエティ」「○○アソシエイツ」になってみたりと、団体名称やサービス名称をたびたび変えるようであれば、その時点で気をつけるべきでしょう。その団体の過去の歴史や名称の変遷を調べることはとても大切なことです。
【協会体験談・評判】永年有効だった資格は「規約変更」で奪われる
実はスピリチュアル団体系の資格は維持する為に会費を取られるようになることがほとんどです。最初のうちだけは「無料」「永久に有効」と甘い言葉で誘いをかけますが、途中から「会の主旨に賛同いただけるなら会費を」「資格維持には最低限のノルマが必要になった」「規約が変わった」「ここでついてこられる人かどうかで運命が決まる」などという脅しともとれる言葉が並び営利目的の側面が一気に現れます。
だいたい1年もすると毎月●千円支払わないとその時点で資格を失効させるという新ルールを追加してくるようになるのです。こうなってしまうとワンマン新興宗教の教規変更のようなもので「オーナーの気分や考え」=「法律」になってしまうのです。ルールも何もあったものではありません。
【協会体験談・評判】永久に続く「資格格下げ」連鎖
当初一番上位だったはずの資格を取得したとしても、悪意のある団体ですとさらに上位の資格を一方的に新設してしまうのです。それによってヒーリングメニューやカウンセリングで表記できたはず、または実施できるこれまでのメニューが制限されてしまい、肩書きに記載したりセッション内で実施したい場合「新設された資格」を再度取得しなければならなくなるのです。
つまり永久に資格取得の出費が終わることは無いのです。例えば○○マスターという資格を取得して安心していると、数年後にはスーパー○○マスターという資格ができ、それを取得するとウルトラ○○マスター、ハイパー○○マスターなどができあがり、旧来あった資格は格下げされていくわけです。
あなたの人生はこういったスピリチュアル学校やアカデミーの資格取得の為にあるのでしょうか?本質的な目的をよく見定めた上で受講するべきかと考えます。当然その場で契約などは論外で、成約マージンをもらえる組織スタッフ達の一方通行的な言葉や口コミ・評判ではなく第三者の意見や時間をかけた判断を取り入れるべきでしょう。資格の全てを悪と言うわけではございませんが、背景にどういった方向性があるものなのか、制限事項などのコントロールしようとする項目が契約書内に含まれていないかどうかは契約前に事前に吟味するべきでしょう。
【団体体験談・感想】パワハラ・セクハラ。取り巻きや愛人が出入りした組織も
その昔わずかな期間ではありますが某占いサロンに籍を置いたこともございました、その中で多かったのは権力の一極集中です。スピリチュアル系の団体はほとんどが創始者によるワンマン運営となっており、周りの人間はイエスマンばかりでした。
その為自制の効かないままに、オーナーのガールフレンドか愛人かわからないような人が出入りしたり、同僚の中でもお気に入りの女性に極端に不当な形で権力が偏る為にセクハラパワハラなどが横行したところもありました。
その頃ひどいパワハラを何度となく受けました。何万円もの食事を当たり前のようにおごらされたり、ひどい侮辱的なニックネームをつけられたり、最も酷かったのは業務の中で、私の人気を妬むカウンセラー(その後お辞めになったようです)によって、私を指名してくるお客様に「既に満席です」と伝えられてしまい追い返されることが何度もありました。それらの問題をサロンオーナーに相談しても話すらろくに聞いてもらえず、「和を乱す」などとこちらが一方的に悪者にされたこともありました。サロン内はさながら某共産主義国家の独裁政権を思わせる有様でした。
【協会体験談・評判】協会オーナーや自称マスターの実績すら脚色・捏造される?
自称マスターなどと先生を名乗っている人の経歴は本当だと思っていらっしゃいますか?完全に本当の実績で表記している人は希です。もともと占いやカウンセリングしかしていなかった、数年前までレイキすら知らなかった人間が、いつの間にか何十年もエネルギーヒーリングをやってきたスペシャルなマスターであるかのように講座の体験会などで豪語しているあさましい姿を見かけます。
またそれに連なる受講者のスピリチュアル系のプロフィールの大半は創作されたものです。お金を払って講座を受けた後にオーナーが自由に虚偽プロフィールや偽の肩書きを与えてしまう「霊感ビジネス」になってしまっているのです。虚偽のプロフィールでお客様から高額な対価を詐取するわけですから、その罪によって不運や病になる方も多く短期間に所属占い師が入れ替わったりします。また団体維持のマージンをお客様や雇っている占い師達から徴収しますから実績の無い占い師の「占い鑑定」や「カウンセリングセッション」の通常料金を何の根拠もない荒唐無稽な高額料金に差し替えて、お客様は何も知らずに実体の何倍もの料金を支払わされているのです。そしてセッション毎に不徳を積んでいくことになるのです。そういった占い師やカウンセラーはいつの間にか姿を消してしまいます。 盛られた顔写真や虚偽のプロフィールばかりが立派に見えてしまうので、悩んでいるとついつい盲目になりがちですが、少し冷静になってお考えになれば偽物だということはすぐにわかるはずです。もちろん当サロンではそういった嘘は一切行いません。ご自身の本物のプロフィールの中にちゃんと成長の鍵は眠っているからです。
【団体体験談・感想】実質的に新興宗教化してしまう団体がほとんど
ほとんどの協会や団体は最初だけ理想論を唱えます。「養成講座が終われば自由にプロとして活動して」と言われても方便であり実態は難しいわけですから、最終的には自分たちの組織に帰属させ、依存させようとします。
「私たちは宗教ではない。オープンな会です」などと宣伝していますが実態がオーナーを中心とした新興宗教の様になってしまうところが多いのです。中には様々なスピリチュアルグッズを霊感商法的に売らされるところもあります。何故そのようになってしまうかと言えば「オーナーの気分や考え」=「法律」のようになってしまいルールや規約は次の日には別のものに塗り替えられてしまうからです。また養成講座が終わっても次の資格や認定が山のように用意されており、いつまでも終わらないですし関連サロンでお仕事をさせてもらっても半永久的にマージンを支払い続けるようになっているのです。
何とかマージンを支払わない形で完全独立できたとしても、そういった人には徹底的な嫌がらせをしてくるところもあります。実は私も商標権を侵害されたり、私の名前に大量のネット広告を投下されたり様々な仕打ちを受けました。団体や協会への帰属は最終的に面倒な問題に巻き込まれやすく、私がおすすめしない大きな理由です。
■本当に大切なのは仕事でも資格でもなく霊性の向上だけ
スピリチュアルや占いなどのお仕事というのは個人的なエゴが入っているうちは上手くいかないことが多いです。個人的なキャリア形成程度の気持ちであれば普通のお仕事を選んだ方が幸せになれますし、そういった心持ちの方にはスピリチュアル講座は当サロンの講座も含めて必要ないかもしれません。本当に大切なのはプロデビューするとか仕事にするしない、能力が手に入る手に入らない等の問題ではなく、精神面や霊的向上がなされるかどうか、ご自身の中に使命感などが生まれて「自立した行動ができる人」になれるかどうかです。本質的にあなたの望んでいる世界が本当にスピリチュアル協会系の養成講座に入ることやワンマン一極集中の団体に帰属することなのかそうでないのか、よくよく吟味されることをお祈りしております。