ドラクエ11が日本人に受け入れられる理由。ネタバレあり。｜占いスピリチュアルブログ

2017.08.27

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恋愛薔薇スピリチュアル　

　

ドラゴンクエストと言えば国民的なゲームとして認知されておりますが、
海外ですと、それほど受け入れられない印象が強いようです。
同じ会社から販売されているファイナルファンタジーというゲームの方が、
海外では好まれます。
　
理由として日本人と欧米人には霊性の違いがございます。
また様々なスピリチュアル的な要因もからみますが、
簡単に申し上げますと、日本人は非常に細かいヒエラルキーを使い分けます。
欧米人はそれと比べると案外アバウトと言いますか、
何事も実力のある者が行えば良い、という性質を強く持ちます。
ファイナルファンタジー15やゼルダの伝説のようにどこに行って、何をしても良い。
といったフラットな思想に共感しやすいわけです。
　
今の当たり前の価値観でとらえると、
欧米的な考え方が合理的であって、全面的に正しいように思えますが、
実はマクロ的・霊的な視点で捉えると、際限のない欲望と隣り合わせであって、
上に立つ人間によっては世の中がどうなってしまうかわからない側面を持っています。
　
霊性のヒエラルキーが代々継承・確立されていた太古の日本においては、
霊性の高い人が周りを私利私欲無く、そして高度な精神性をもって導いていたので、
導く者の意識レベルが変わることもなければ、従う者が造反することもありませんでした。
今はだいぶ減りましたが、ひと昔前まで血筋や家柄が重視されたのはその名残です。
　
　
ドラクエの場合、※以下ネタバレ。ご注意ください。
　
　
ロトという伝説の勇者の系譜があり、ストーリー上も重要視されてきた歴史があります。
ドラクエ11においてもローシュという先代の勇者は、不幸にも仲間に殺されてしまいました。
その現実を変えるために仲間のセニカは決死の思いで、
時を巻き戻せる「時のオーブ」の目の前まで来ますが「勇者のちから」が無かったために破壊できないまま力尽きてしまいました。そして姿を「時の番人」に変えられ、記憶を失い長い長い年月を時のオーブの前で過ごすことになったのです。

　
主人公は邪神ニズゼルファを倒したあとに、時の番人のところへ行きます。
そこで勇者の力を使って時の番人＝セニカを元の姿に戻しました。
そしてセニカは過去を変えるために、主人公から受け取った「勇者のちから」を使って、
時のオーブを破壊、過去へと消えていきます。
エンディングにてローシュと時を遡ったセニカが出会うシーンがあります。
その後のシーンで、主人公の話そのものが、本で語られる昔話になっている時代となります。
本を閉じたお母さんは息子を起こしに行き、そして言います。
　　
「今日はお前がはじめてお城に行く日だったでしょ」
　　
これはドラクエ3の始まりのシーンです。
つまりローシュとセニカの子孫がドラクエ3の主人公にあたるわけです。
ドラクエ3の主人公は後に魔王バラモスとゾーマを倒して「ロト」の称号を受けますが、
つまり初代ではありませんでした。
実はドラクエ11の主人公こそ聖竜から「ロトの勇者の初代」として許された人物だったのです。
　
霊的な系譜を重んずるというか、本来はそれが最も重んじられるべきなのですが、
そういったことがＤＮＡに組み込まれている日本人にとって、
ドラクエ11のような系譜を重んじている作品は自然と受け入れられるようになっています。