2023年・太陽のお祈りと二十四節気カレンダー
二十四節気〜特別な太陽に祈る日〜
まず黄道を二十四等分します。太陽がその分割点に来る時期に名前をつけたものです。
黄道とは地球から見た時の見かけ上の太陽の位置の移り変わりを線に表したものであって地球が太陽の周りを動いている公転運動を天球に投影したものです。
天球とは地球上の観測者を中心として、すべての天体がそこに投影されると考えた仮想の球面のことです。二十四節気の歴史は中国の戦国時代にまで遡りますがかなり長くなりますのでここではその説明は省略させていただきます。その文字の意味は中国の気候に基づいていて必ずしも今の日本の気象と合致しないこともございます。
太陽の祈りは世界的に行われておりヨガなどでは「太陽礼拝のポーズ」が有名ですね。日本においても古来から、特別な位置に来られた太陽またはその日に対して神さまにお祈りする習慣がございます。皇室で行われる祭祀や神社の神事行事とも非常に深い関係がございます。
太陽のお祈りの手順は?
1.二十四節気の時の太陽の方を向きます。※またはその時期の太陽を心に意識します。
2.丹田に力を入れます。※おへその少し下
3.合掌もしくは手を組むなど※個人的に落ち着くスタイルで良いでしょう。
4.エネルギーを受け取っているイメージを持ちながら深呼吸を意識して繰り返していきます。
5.今回の節気に対しての敬意と感謝を祈ります。
6.ご自身の中に感謝や安心感が満ちてくるのを感じます。
7. もしどうしても個人的な祈りを加えたいのであれば、最後に一言だけアファメーションとして「○○○○○○○○。ありがとうございます」など既に獲得しているイメージの宣言文として祈れば良いでしょう。
8.深く一礼して終了です。※または意識の中で二十四節気の太陽に対して一礼の念を持ちます。
アファメーションとは何ですか?
アファメーションとはあなたの潜在意識に働きかける方法です。英語では affirmationと書きます。日本語の意味としては肯定、断言、誓願などになるでしょうか。自分に「私は幸せです」「私は成功している」という肯定的な宣言をする事で誰でも無意識と繋がることができるのです。
アファメーションのコツですが、とにかく完了形「した」や現在進行形「です」「している」などで唱えることで強力な宣言文になります。「したい」という言葉は力が弱いので使いません。そのようなやり方のレクチャーなども八重洲日本橋近くのサロンでお教えしております。
太陽のお祈りの意識は?
二十四節気という節目とその節気の期間を重んじるわけですから個人の願い事というよりは天地自然への敬意と感謝を捧げることが大切です。それによって次の節気までの恩恵を受け取れるようになるわけで個人の願いなどはその中で自然と良い方向へ向かうでしょう。月のお祈りで全く良い方向へ進まないという人にもおすすめできます。
太陽と月の関係は?
太陽は月とは陰陽の関係にあります。占星術などで「新月」が個人の祈りに向いているとされるのは月が大きくなり始める日ということだけではなく地球から見て丁度新月のまっすぐその奥には太陽が位置している、重なっているからです。太陽は心や霊を表し、月は身体の働きがあります。新月から満月に向かって身体的なエネルギーが満ちていくわけですが月を水の力とすれば太陽は火の力ですから、二十四節気それぞれにおける太陽のエネルギーは見えない心の部分により強く作用して新たな心持ちでその期間を生きられるようになるわけです。
|そのほかの太陽二十四節気一覧アーカイブ|
二十四節気カレンダー2023
名称 | 読み | 太陽の黄経 | 働き | 月日 |
---|---|---|---|---|
小寒 | しょうかん | 285度 | 寒さが厳しくなる頃 | 01月06日 |
大寒 | だいかん | 300度 | とても寒い時期 | 01月20日 |
立春 | りっしゅん | 315度 | 春のはじまり | 02月04日 |
雨水 | うすい | 330度 | 雪が雨に変わり芽吹く頃 | 02月19日 |
啓蟄 | けいちつ | 345度 | 冬ごもりから虫が目覚める頃 | 03月06日 |
春分 | しゅんぶん | 0度 | 昼夜の長さが同じになる頃 | 03月21日 |
清明 | せいめい | 15度 | 空気がすがすがしくなる頃 | 04月05日 |
穀雨 | こくう | 30度 | 田畑に雨が与えられる頃 | 04月20日 |
立夏 | りっか | 45度 | 夏のはじまり | 05月06日 |
小満 | しょうまん | 60度 | 草木が天地に満ち始める頃 | 05月21日 |
芒種 | ぼうしゅ | 75度 | 種まきの頃 | 06月06日 |
夏至 | げし | 90度 | 最も昼が長い日 | 06月21日 |
小暑 | しょうしょ | 105度 | 本格的に暑くなる頃 | 07月07日 |
大暑 | たいしょ | 120度 | 最も暑い頃 | 07月23日 |
立秋 | りっしゅう | 135度 | 秋のはじまり | 08月08日 |
処暑 | しょしょ | 150度 | 暑さがとどまり始める頃 | 08月23日 |
白露 | はくろ | 165度 | 草花に露がつく頃 | 09月08日 |
秋分 | しゅうぶん | 180度 | 昼夜の長さが同じになる頃 | 09月23日 |
寒露 | かんろ | 195度 | 野草に冷たい露がつく頃 | 10月08日 |
霜降 | そうこう | 210度 | 露が凍り霜になる頃 | 10月23日 |
立冬 | りっとう | 225度 | 冬のはじまり | 11月08日 |
小雪 | しょうせつ | 240度 | 小雪がちらつく頃 | 11月22日 |
大雪 | たいせつ | 255度 | 雪が激しくなる頃 | 12月07日 |
冬至 | とうじ | 270度 | 最も昼が短い日 | 12月22日 |
二十四節気と太陽のあれこれ
二十四節気の期間
二十四節気それぞれの日付は、その節気のはじまりの日を表しています。次の節気の直前の日までの期間がだいたい15日程度ですので、それがそのまま期間となります。
二十四節気の成立までは
当時月の運行を主体とした太陰暦では、太陽の位置とその日付の間には精緻な関係性がなかったので、暦と四季のズレはどうしても発生していました。これは農作物を育てる側からすれば不便極まりなかったことかと思います。そんな中で中国において季節を知る目安として太陽の運行を元にした二十四節気が用いられるようになったわけですが、最初から二十四節気で始まったわけではありません。
二至とは冬至と夏至を表します。二分とは春分と秋分のことです。これらを二至二分とも言いますがおそらく日時計などでも把握しやすかったわけですからこの四点から始まったのでしょう。その後立春や立夏や立秋や立冬を加えていき二至二分と四季の立、すなわち四立を含めて八節として用いられるようになりました。そこからさらに細分化されて現在の二十四節気になったと考えられます。
二十四節気の求め方
恒気法・二十四節気の求め方には一年の日数を二十四等分名付ける
定気法・太陽の黄道の位置を二十四等分し、15度ずつ決定する。
日本における暦では、寛政暦までの二十四節気は恒気法による。天保暦では二十四節気は定気法による。現在日本政府が採用している二十四節気は定気法によって求められる。
二十四節気と節分の関係は?
◎節分は雑節のひとつ
二十四節気の他に日本において季節の移り変わりを把握したり農業に活かすために作られた目印点のことで節分はそのうちの一つです。他にも以下のような雑節がございます。
◎節分・せつぶん
本来、節分というのは四季それぞれの季節の別れる日のことです。立春、立夏、立秋、立冬それぞれの前日のことを指します。旧暦では冬の終わりである立春の頃が最も重要視され節分といえば立春の前の日を示すようになりました。
◎土用・どよう
立春、立夏、立秋、立冬の前の期間18日間を指します。陰陽五行説において土の働きを持つ期間です。その昔は土を犯すという意味から葬送などはその期間は延期されることもありました。冬土用は1月17日頃~2月3日頃 (太陽黄径297度)春土用は4月17日頃~5月4日頃 (太陽黄径27度)夏土用は7月20日頃~8月6日頃 (太陽黄径117度)秋土用は10月20日頃~11月6日頃
7月の土用はうなぎの日?
江戸時代学者の平賀源内が仕組んだ現代で言えばマーケティングテクニックでした。知人のうなぎ屋さんを助けるために夏に売れにくいうなぎを食べなくてはならない理由を作ったのです。店の前に「土用丑の日・うなぎの日」と貼り出したところ爆発的な売れ行きになったそうです。そこから土用の丑の日にうなぎを食べる文化ができあがったのです。
◎彼岸・ひがん
春分・秋分の前後3日を合わせた7日間。春の彼岸は3月18日頃~24日頃。秋の彼岸9月20日頃〜26日頃。元々は仏語で絶対的な完全なる境地という意味です。ただこの期間に先祖供養をするのは日本にある太陽信仰と結びついたものだと思われます。この期間は太陽が真西に沈みます。
◎八十八夜・はちじゅうはちや
立春から八十八日目のことです。霜が降りる最後の時期ですので種まきの季節とされました。米という字を分解すると八十八となることから五穀豊穣を願う重要な日とされています。
◎入梅・にゅうばい
梅雨の季節に入る時期、太陽は黄経80度に達します。暦上では6月10日頃です。ここから30日が梅雨と呼ばれます。ジメジメして黴菌が繁殖しやすいのでその昔は黴菌のばいを字に用いたようです。
◎半夏生・はんげしょう
夏至から11日目。7月2日頃にあたります。太陽黄経100度。毒草が生える時期とされ地域によっては野菜やタケノコを食べないようにする俗習も伝えられている。
◎二百十日・にひゃくとおか
9月1日頃。稲が開花結実する頃です。台風が襲来する時期として厄日とされている。鎮めるための儀式や祭りが行われる地域もあります。
新月・満月・ボイドタイムは以下より
太陽占い
太陽は地球との関係性とその時期によってその働きを大きく変えていきます。地球に生まれる一人一人は生まれたその時の太陽の働きと深い縁で結ばれ、その宿った働きは一生涯に渡って影響を与えるものです。無料でご自身に宿る本質的な性質や運勢、相性の良い人や適職などがわかる無料診断を実施中です。
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※太陽占いは古神道の法理に基づいた光せい独自の占いです。二十四節気と直接的な関係はございません。二十四節気は元来中国の気候風土に基づいた名前を付されており、日本の風土と合致しないところがございます。したがって太陽の働きとしても時期的に合致するところもございますが異なるところもございます。