スピリチュアルカウンセリングの前にまずカウンセリングとは

カウンセリングは援助として捉えることができます。悩みを抱えている人に自発的な変化を促します。悩みを一人で抱えていると出口のない迷路に迷い込んだような気持ちになってしまうことがあります。こういった時に他者に話をしていくと新しい感じ方や受け取り方ができるようになります。 カウンセリングやカウンセラーと聞くと何か特別な人であったり、臨床心理士などの資格が必要なのではと思いますがその行為自体は日常生活において古来から人が行っている自然な行為の一部です。ですが実際に現代の家庭や社会で行われているコミュニケーションの多くはカウンセリングというよりも強制や命令であったりエゴを押しつけることが多くなっている為にカウンセラーという存在が求められるようになってきた背景があります。

一般的なカウンセラーとは

カウンセリングする人のことをカウンセラーと呼びます。本来のカウンセラーは援助をする人でありますから相手に強制することはありません。経験の浅いカウンセラーであったり臨床心理士などの資格を持っていてもエゴの強いカウンセラーですとプライドが高く自身の価値観を強く押しつけてくるものです。せっかく時間や費用をかけて相談しようとする人にとってカウンセラーの選定はとても重要です。カウンセラーの見極めとして一番はそのカウンセラーが相応しい意識と姿勢を持っているかどうかです。次にそのカウンセラー自身が様々な成長過程を体験・実感してきたという経験値を持っているかどうかです。

スピリチュアルカウンセリングと比較した心理カウンセリングの範囲

一般的なカウンセリングは概ね「心理カウンセリング」の範疇に収まります。あなたの持っている価値観や考え方を尊重してもらう中で前向きな変容を期待できます。だいたいにおいて顕在意識と潜在意識下にある小さい頃に受けた言動や思い出から現在までの人生経験に対して効果が期待できます。顕在意識とは、はっきりと自分の心の中に顕れて自覚できるている意識のことで、潜在意識とは自覚されることはないのですが、見えないところで活躍している意識であったり強い抑圧の気持ちによって表に出てくることを許されていない意識のことです。ただ通常の心理カウンセリングではこの潜在意識にある悩みの原因に到達するまでに、非常に多くの回数が必要になってしまうのが現実です。なぜなら多くの場合は悩みの原因と向き合わないことを相談者が潜在的に選択しており、その事に気づくまで自発的になるまでのアプローチがかなり長くなるからです。

スピリチュアル・カウンセリングとは

スピリチュアルとは精神性や霊や霊的事象に関するものを指す言葉です。霊や霊的事象と申し上げますと何かオカルト的なものを思い出しますね。ただ本来は物理的な物事の背景で働いているものすべてを霊と捉えることができます。原子や分子の働きのさらに奥にある意思のようなものを指しているとも言えます。スピリチュアル・カウンセリングというものは通常の心理カウンセリングでは到達できない、または把握することさえ不可能な本質的なところからの変容をお手伝いするカウンセリングということになりますから、その効果や速度において通常の心理カウンセリングよりも速いという特徴があります。例えばインナーチャイルドのさらに奥にある記憶、生まれた頃や生まれる前の記憶であったり家系や先祖の問題まで遡ることができます。場合によっては前世が深く関わっている問題もあります。そういった意味での「霊的」な部分まで取り扱えるのが大きな違いです。

スピリチュアルカウンセリングはオーラのレベルまで強く作用する

「霊的」という事を人間一人として考えてみると、現代の心理カウンセリングでは認識していない範囲、物理的な肉体だけではなく人体から発散されているエネルギー、オーラの部分までが認識範囲に含まれてきます。現在の西洋的な解釈では多層構造として・肉体の外側にエーテル体（肉体とほぼ重なっている霊体のことです）・アストラル体（肉体をコントロールする感情や欲望などの潜在的な部分）・メンタル体（アストラル体よりも高次元の意識を司ります）・コーザル体（メンタル体よりも高次元、聖なる意識）・・・などと解釈されています。スピリチュアル・カウンセリングによってこういった見えないところに持ち合わせてしまった原因にまでカウンセリングしていきます。

スピリチュアル・カウンセラーの選び方は

スピリチュアル・カウンセラーというのは本来は霊的修養経験があり霊能力がある人の中で、援助する側としての高い意識がある人の事を指すべきでそういった経験値のある人はかなり少ないのが現実です。ですから本当はスピリチュアルカウンセラーの人数は少ないわけですが最近ではお金儲けやエゴから随分と肩書きだけが一人歩きして氾濫しているのもまた事実です。通常のカウンセラーを選ぶ時と同様ですが依頼する側も表面的なものだけではなくご自身の変容を手助けできるレベルの人、導いてくれるレベルの人に依頼することが大切です。